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アダルトチルドレン・依存症と禅密気功

子供時代に、親による恒常的な虐待や依存症行為・離婚等が、心理的外傷(トラウマ)になったまま成人となり、人間関係・自己実現・精神的健康に大きな支障をきたしている状況が、アダルトチルドレンです。

親による支配を当たり前として子供時代をすごしてきたため、自己肯定感をもてず、結果として他者への信頼をもてず、社会性に問題が生じます。子供は大人の世話なしには生活できないために、親にふりまわされる不安感をもち、自己を押し殺して、世話役・道化師などのある役を演じることが常態化します。過度に生存本能が刺激されることによる、歪んだ状態と言えます。内面においては、自分を責める親(または大人)を自己の一部として取り込んでいるため、常に自分を責め、安心することや、自分の感情を見つめる余裕ももてなくなります。

このことは、精神的な不健康にもつながり、うつ病やパニック障害・様々な人格障害と診断されることもあります。

さらに、愛情が親から与えられなかった欠乏感を満たすために、物や人間関係で自分を満たす依存性が生じる傾向があります。ほとんどの依存症の背景には、アダルトチルドレンの問題があるとも言われます。

このような不健全な状況は、子供時代を過ごした家庭(機能不全家族)では当たり前とされてきたため、それが正常であるかのように過ごしがちです。まず、自分の不健全さを自覚化することが、回復には必要です。

気功においては、物や人間関係で、むやみやたらと無自覚に自分を満たすのではなく、気で自分で自分を満たすことができることが習得できます。気に満たされると満足感がえられ、依存的な性質も薄くなり、健康も回復していきます。禅密気功では、禅も重視しますので、依存症に見られる「まわりに振り回される」状況から、自律的な落ち着きが得られるようになります。

瞑想中に湧き上がる思いを見つめることによって、自分の素直な感情も把握できるようにもなってきます。

さらに、禅密気功で行なわれる光の瞑想は、子供時代に背負った心理的外傷(トラウマ)を癒す効果があり、根本的な回復へ向かう機会となります。


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